佐賀県玄海町の元住民福祉課長の男性(53)が全町民の個人情報を不正に持ち出したなどとして、町個人情報保護条例違反の罪などに問われていた事件で、
佐賀区検は29日、男性を同罪などで佐賀簡裁に略式起訴し、同簡裁は同日、罰金100万円の略式命令を出した。
起訴状などによると、男性は2016年4月〜17年3月は同町総務課係長、17年4月〜11月には総務課長を務めていた。17年2月に同町役場で、好奇心を満たす目的で同町職員の「健康診断個人票」の写しを携帯電話で撮影し収集。
同年5月には収集癖を満たす目的で、生年月日や住所などが書かれた住民約6300人分の個人情報を不正に持ち出したなどとしている。
男性は今年1月に玄海町の住民基本台帳に記載されたデータを収集していたとして、町個人情報保護条例違反容疑で県警サイバー犯罪対策課などに逮捕されていた。5月下旬、退職願が受理され辞職している。【山口響】
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