米イリノイ州の警察はこのほど、小学校のスクールバスを運転中に缶ビールを飲んだとしてドライバーの女を逮捕した。
当時、バスには児童らが乗っており、車内のカメラの映像から飲酒が発覚した。
同州オーロラの警察署によると、25日に逮捕されたのはミシェル・パスリー容疑者(44)。
子どもの生命・健康を危険にさらした罪などに問われている。
パスリー容疑者は今月、コンビニエンスストアで缶ビール2本を購入した後、それらを飲みながらスクールバスを運転。
児童を乗せて市内の朝の通学ルートを走行したという。
同容疑者がビールを買ってスクールバスに乗り込み、そのまま走り去るのを見たコンビニの店員は、
該当する学校区の当局者に連絡を取って事態を知らせていた。
オーロラ警察がコンビニの防犯カメラとスクールバスの車内カメラの映像を調べたところ、
ビールを買ったパスリー容疑者はバスに戻ってから、茶色い紙袋の中にビールの缶を入れて飲みながら運転していた。
缶ビール2本を飲む間、バスには計32人の児童が乗車したという。
パスリー容疑者を雇用していたバス会社は、問題の映像を確認したうえで同容疑者を解雇したと発表。
シカゴ・トリビューン紙に声明を出し、従業員の行動によって他者に危険が及んだ際には断固とした措置をとると述べた。
パスリー容疑者は100ドル(約1万1000円)の保釈金を払って釈放された。27日に地元の裁判所に出廷する予定。
同容疑者に弁護士が付いているのかどうかについて、CNNは確認できていない。
缶ビール飲みながら児童送る、スクールバスの運転手を逮捕 米イリノイ州
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