【11月16日 AFP】パキスタンのタール砂漠(Thar Desert)で夜間に発生した落雷により、少なくとも18人が死亡し、複数人が負傷した。警察当局が15日、明らかにした。
落雷は同国南部シンド(Sindh)州内の18か所で発生。雷を伴った豪雨が複数の村に大惨事をもたらし、数十軒の民家が損壊した。
気象学者は、異例な豪雨について気候変動と関連がある可能性を指摘している。
地元警察署長はAFPに対し、「この地域で、これまでに18人の死亡が確認された」と述べた。各村の警察官らは、それぞれの死因が各署での落雷によるものだと確認したという。
インドとの国境にまたがり、2万2000平方キロにわたって広がるタール砂漠地帯周辺は、パキスタンで最も貧しい地域の一つで、雨期(モンスーン)がもたらす雨に依存している。
しかし、同国南部カラチ(Karachi)の気象当局のサイード・サルファズ(Syed Sarfraz)博士によると、11月における今回のような豪雨は「異例」で、「今回の雷の激しさはかつてない」と指摘している。(c)AFP
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