環境省は、佐渡市の野生下で生息する国の特別天然記念物、トキの最終的な繁殖結果を発表し、ことしはこれまでで最も多い95羽が巣立ったとみられると
発表しました。

これは、環境省が先月23日、最終的な繁殖結果として発表したものです。
それによりますと、ことしのトキの繁殖活動は7月16日に終わりましたが、これまでで最も多い120のペアが巣作りしたとみられるということです。
そして、巣立ったのはこれまでで最も多かったおととしを18羽上回る95羽が巣立ったとみられるということです。
また、野生下で生息するトキの数は先月23日の時点で433羽と推定されています。
環境省は、トキの繁殖結果について、ことし7月に速報値として発表していますが、野生下のトキの数が増えたため、ことしから複数の調査を組み合わせて
推定値として最終結果を発表しています。
環境省の澤栗浩明 首席自然保護官は「推定値とはいえ、最も多い95羽が巣立った。来年以降も野生復帰が順調に進むことを期待している」と話していま
す。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20191115/1030010201.html