いまから50年以上前の話である。当時のクルマは、燃料を気化するためにキャブレターを使い、変速機は3〜4速のマニュアルで、
タイヤはバイアス構造だった。そのようなクルマで、時速100kmで走るのは精一杯であっただろう。運転者には、それなりの技量も求められた。

50年後の今日、燃料の供給は電子制御された噴射装置によって行われ、スイッチ一つでエンジンは始動する。変速機は自動となり、
より多くの人が難なく運転できるようになった。タイヤもラジアル構造となり、安定した高速走行を約束し、軽自動車でさえ時速100kmで
走ることに問題はない。

そのような現代において、なぜ、50年以上前の速度制限を継続しなければならないのだろうか。同じことは、高速道路に限らず
一般道についてもいえることだ。

いまのクルマは制限速度以上で走れる安全性を備えている

一方で、クルマの安全という視点や電動化の視点から、ドイツのアウトバーンの速度無制限に対して、反するクルマづくりがはじまっているのも事実だ。

ボルボは、交通事故による死傷者をゼロにするため、世界で販売するクルマの最高速度を時速180kmにするとした。また、メルセデス・ベンツは、
電気自動車(EV)のEQCの最高速度を時速180kmに制限している。そのように、無闇に高い速度で走ることに対しては、疑問視する動きもある。

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