マツダの小型オープンスポーツカー「ロードスター」の初代モデルが8日、NPO法人日本自動車殿堂(東京)の「歴史遺産車」に選ばれた。
機敏に反応する「人馬一体」の走りを追求し、その後のモデルチェンジを含めて累計生産が100万台を超える世界記録を持つ点が評価された。
初代は、ユーノスロードスターとして1989年に発売。全長約4メートル、重量1トンを切るコンパクトな後輪駆動車(FR)で、中型以上が主流だったスポーツカー市場を席巻した。
2015年発売の4代目まで基本路線を変えず、累計生産でギネス記録を更新し続けている。
歴史遺産車はほかに、日本で最初の量販車とされる三菱A型など3台が選ばれた。マツダ車の選出は、03年のスポーツカー「コスモスポーツ」以来で2台目。
マツダは「今後も走る喜びにあふれたカーライフを通じ、お客さまの人生をより豊かにしたい」としている。15日に東京で表彰式がある。(井上龍太郎)
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