都内で2日夜に開かれた映画イベントで、映画監督が「首里城が燃えてる時にみんなこうやって」とエイサーのまねをし、県民が踊っていたかのような発言をしていたことが分かった。
県民を侮辱したと受け取られる発言で、監督や主催者は謝罪した。

発言したのは「シン・ゴジラ」などの作品に造形分野で参加したこともある西村喜廣氏(52)。
プロデューサーを務める映画が東京国際映画祭のイベントで上映される前、舞台上で作品関係者とトークをした。

出演した県出身女優の花影香音さんに「彼女、沖縄の人なので、首里城のこととか」と言葉を掛け、
花影さんが「やめてくださいよ。ショックで泣いてしまうから」と返した後に、県民が踊っていたかのような発言をした。
他の登壇者が「かわいそう」「もういいから」と制止した。

西村氏は「侮辱ではなく、早く気持ちを切り替えて頑張ってくださいというエールのつもりだった。不快に思った方、沖縄の方々に深くおわび申し上げます」と謝罪した。
映画祭主催者の公益財団法人ユニジャパンも「不謹慎な発言で問題がある。申し訳ありません」と述べた。