首里城火災、原因特定困難
出火場所付近で延長コード

 那覇市消防局は7日、記者会見し、首里城の火災の出火場所とみられる正殿1階北東側で、延長コードが溶けて30個以上に細切れになった状態で見つかったと明らかにした。
ショートした可能性のある痕跡が見つかり、今後鑑定して調べる。出火原因は電気系統が濃厚なものの、損傷が激しく、特定は非常に困難だとの認識を示した。調査は長期化も予想される。

 延長コードは、正殿北東側の大型電気系統設備の分電盤から電源を取っており、同じ部屋に置かれた発光ダイオード(LED)照明器具二つにつながっていた。
延長コードと、分電盤に電気を引き込む配線にも同様の痕跡が見つかり、詳しく鑑定する。

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