https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191107-00000002-withnews-sci
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20191107-00000002-withnews-000-view.jpg
飼育施設内のプールを埋め尽くす落ち葉。その中からタヌキがひょっこり顔を出してます――。そんなツイートが注目を集めている、おびひろ動物園(北海道帯広市)を取材しました。
落ち葉の山からひょっこり
今月1日、おびひろ動物園のツイッターアカウントが「埋もれタヌキ」というタイトルで投稿した2枚の画像。
大量の落ち葉の山の中から、ひょっこりと顔を出しているのは、エゾタヌキの「あん」(メス、7才)です。
このツイートに対して「めちゃくちゃ可愛い」「落ち葉が発酵してるから暖かいのかな?」といったコメントが寄せられ、リツイートは5千、いいねは1万2千を超えています。
この投稿以外にも、来園者が埋もれタヌキの動画やイラストを投稿するなどして、盛り上がっています。
飼育員に聞きました
「8月末に、水鳥がいた所にエゾタヌキが移ってきました。もともとあったプールの中に落ち葉を入れているんです」
そう話すのは担当飼育員の中山大志さんです。
見た目が可愛い取り組みですが、エゾタヌキの生態を知ってもらうための行動展示でもあります。
「落ち葉の中に私たちがエサを隠すと、それを探す習性があります。単に寒いから潜っているというわけではないんです」
12月1日から冬季開園
あんだけでなく、シロ(オス、11歳)も飼育されていますが、エゾタヌキは夜行性のため、日中は寝ていることが多いそうです。
「寝ている姿が多いので動いている姿を知ってほしい、なかなかスポットライトが当たりにくい生物なので紹介したい、そんな思いで投稿しました。そうは言っても、やっぱり可愛いから見てほしい、というのが一番の理由ですね」
12月1日からの冬季開園に向けて休園中のおびひろ動物園。その時期に落ち葉のプールがあるかどうかは、気候や落ち葉の状況によるそうです。
投稿が話題になったことについて、中山さんはこう話します。
「冬場のエゾタヌキは換毛を経てフワフワで魅力的です。ぜひ冬もおびひろ動物園へお越しください」