千葉県の森田知事は、台風15号が県内を直撃した翌日の日中、県庁を離れて30キロほど離れた自宅にいったん
戻っていたことを明らかにしました。
森田知事はその後、自宅のある県東部を私的に視察していたと説明したうえで「県民に疑念を持たれないようしっかり
やっていきたい」と述べました。
千葉県の森田知事は、7日発売の「週刊文春」で、台風15号が千葉県を直撃した翌日の9月10日の日中、
知事公舎とは別の県庁から30キロほど離れた芝山町にある別荘に向かっていた疑いがあると報じられました。
これについて、森田知事は7日の会見で、向かったのは別荘ではなく自宅だとした上で、「被災地に迷惑をかけないため
自分の車で視察しようとしたが、自宅でしか公用車からののりかえができなかった」と述べて、10日の午後公用車で
いったん自宅に戻り、その後、自分の車に乗り換えて私的な視察をしていたことを明らかにしました。
これまで県の秘書課は「森田知事は午後3時ごろ県庁を出て富里市周辺のコンビニエンスストアまで公用車で
送り届けた」としていて、知事自身も「自分の車にのりかえ被害の状況について私的に視察をしていた」とだけ説明していました。
これについて森田知事は「自宅に行ったかと聞かれなかったのでこたえなかった」とした上で「自分の考えで行ったことだが
県民に疑念を持たれないようしっかりやっていきたい」と述べました。
また、私的な視察を行ったことについて、森田知事は「それが私の政治スタイルだ」と述べました。
森田知事は台風15号が千葉県を直撃した当日県庁に登庁せず、10日の朝に災害対策本部の会議が初めて
開催されていました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20191107/1000039971.html