世界の歴史的建築物や文化遺産の保護に取り組むワールド・モニュメント財団(WMF)が隔年で実施している、
今後失われる恐れのある25か所からなる「ワールド・モニュメント・ウオッチ・リスト」2020年版が発表された。
フランス、インド、イラク、ネパール、米国、そして日本はユニークな文化遺産を失うかもしれない。
リストには、4月に大火災が発生した仏パリのノートルダム大聖堂、新たな空港建設計画で危機に瀕しているペルー南部のウルバンバの谷、
行政上の問題で適切に管理されていないチリ領イースター島の彫刻や岩絵などが含まれている。
またリストには、日本の2か所も含まれている。
一つ目は、愛媛県宇和島市津島町岩松地区の「岩松歴史的町並み」。荒廃や観光客の少なさに悩まされている。
二つ目は東京都北区の「稲荷湯」。銭湯の人気低下が、稲荷湯にも影響を与えている。
ワールド・モニュメント財団(WMF)のスポンサーから提供される160万ドルの資金は、リストに入った文化遺産に配分される。
https://jp.sputniknews.com/world/201911016800588/
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