母グマ?列車にぶつかり死ぬ、子グマそばから離れず
2019/10/27 17:32
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親子2頭とみられるクマと列車がぶつかった現場近くから離れないもう1頭のクマ(25日午前、湯沢町湯沢で)
24日午後10時17分頃、新潟県湯沢町湯沢のJR上越線で、長岡発越後湯沢行き普通列車(4両)が
クマ2頭とぶつかった。乗客乗員約20人にけがはなかった。親子とみられるクマ2頭は死んだ。
越後湯沢―六日町間では、上下線で一時運転を見合わせたが、25日午前8時半に運転を再開した。
南魚沼署やJR東日本によると、クマは親子3頭で線路付近を歩いていたとみられ、母親とみられるクマは
体長1メートル20、子とみられるクマは60センチほどだった。この事故で普通列車5本が運休、
3本に遅れが生じ、約900人に影響が出た。
現場ではしばらくの間、もう1頭の子とみられるクマが、付近にとどまっていた。
県猟友会南魚沼支部湯沢分会長の山田周治さん(70)は「子グマはどうしてよいか分からず、母グマのそばから離れられなかったのだろう」と話していた。
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