2019年10月22日、韓国・YTNは、日本製品不買運動が拡散する韓国で、「日本産」ICパスポートの国産化が進まない理由について報じた。

記事によると、韓国のパスポートの表紙には個人情報などを暗号化したICチップや通信アンテナが埋め込まれている。
パスポートのセキュリティーに欠かせない素材だが、2012年から日本のある企業が独占供給しているという。

韓国のある中小企業が3年前から臨時パスポートなど5%を供給する優先交渉対象者に選定されているが、納品されたことはない。
韓国企業らは「造幣局が日本製品を基準に適合性テストを行っていることが問題」とし、
「公認テスト機関のセキュリティー性と技術規格を満たしているが、造幣局のテスト基準を教えてもらえず差別を受けている」と主張している。

一方、韓国の造幣局は「手続き上問題はない」との立場を示し、「韓国製品は日本製品より性能が劣っている」と指摘。
また、「数回にわたり改善の機会を与えたが、一部テストをクリアできなかった。韓国企業が開発したとはいえ使用できない」と説明したという。

最後に記事は「来年後半に導入される次世代ICパスポートは製作方法ががらりと変わる」としつつ、
「造幣局が新たな企業を選定しているが、海外で韓国国民の顔の役割を担うパスポートに日本産の表紙が使われることは避けられない状況だ」と伝えている。




韓国のパスポートはすべて日本産使用、国産は「不合格」で使えず=韓国ネット驚き「こんなの初耳」「なんとかして国産化を」
https://www.recordchina.co.jp/b754573-s0-c30-d0058.html
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