天皇陛下のお言葉に韓国メディアも注目「安倍首相の夢をけん制」

2019年10月22日、皇居・宮殿で天皇陛下が即位を内外に宣言される「即位礼正殿の儀」が行われ、約2000人の参列者が見守る中で天皇陛下がお言葉を述べられた。
天皇陛下のお言葉は韓国でも大きく報じられ、多くのメディアがその内容について「安倍晋三首相とは鮮明に対比される」と指摘している。

韓国・SBSは、天皇陛下のお言葉について「父親の日ごろの発言をそのまま受け継ぎ、日本国民の幸せと世界平和を願った」
「憲法に基づく任務を強調することで平和憲法順守への意思を間接的に示した」などと説明。
その上で「任期内の改憲を推進する安倍首相とは相反する立場であることを明確にした」と指摘している。

別のメディアも「安倍首相の右傾化と対比」「安倍首相の夢をけん制した日本の天皇」
「憲法改正で戦争可能な国に戻ろうとする安倍首相の最近の言動とは完全に対照的なメッセージ」などと伝えている。

https://www.recordchina.co.jp/b754185-s0-c10-d0058.html


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即位礼正殿の儀 天皇陛下おことば全文

さきに、日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました。ここに「即位礼正殿の儀」を行い、即位を内外に宣明いたします。
上皇陛下が三十年以上にわたる御在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、
その御心を御自身のお姿でお示しになってきたことに、改めて深く思いを致し、ここに、国民の幸せと世界の平和を常に願い、
国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。
国民の叡智とたゆみない努力によって、我が国が一層の発展を遂げ、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191022/k10012143681000.html