元々は中国に於て使用される言葉で「千秋万歳」の後半を取ったもの。万歳は一万年で皇帝の寿命を示す言葉であり、本来皇帝に対して以外では使わなかった。
諸侯の長寿を臣下が願うときは「千歳(せんざい)」を使っていた。明代に専権をふるった宦官・魏忠賢は自分の一党の者に「九千歳!」と唱和させていたという。
また、太平天国では首領である天王洪秀全に対しては「万歳」を唱え、東王楊秀清には「九千歳」、以下各王の序列に従って「八千歳」「七千歳」「六千歳」「五千歳」と続いていたという[1]。
現代では中国語では「萬歲(繁体字)・万岁(簡体字)」と書き「ワンスイ、ワンソェー(wànsùi)」と言う。朝鮮語では「만세/萬歲」と書き、韓国・北朝鮮では「マンセー、マンセ」と言う。ベトナム語では「vạn tuế/muôn năm」と書く。
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