名古屋栄に高層ビル群 180メートル新三越ビルで街一変
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO51025570W9A011C1L91000?s=3
名古屋三越ビル建て替え後のイメージ
https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXMZO5045724001102019L91002-4.jpg?w=680&h=974&auto=format%2Ccompress&ch=Width%2CDPR&q=100&fit=crop&ixlib=js-1.4.1&s=d303d315c5c3dce5147b3e1f1fadc3ce.jpg
名古屋市の繁華街、栄地区の再開発が本格的に動き出した。
名古屋三越栄店のビルを運営するオリエンタルビル(名古屋市)は9月、
2029年の完成を目指して高さ180メートルの高層ビルに建て替える構想を明らかにした。
街の中心地をぐるりと囲むように再開発計画が相次ぎ、栄地区の風景は大きく変わりそうだ。
新たなビルは地上34階、地下4階の超高層。現在46.45メートルある高さは4倍近くになる。
栄地区は久屋大通公園にある名古屋テレビ塔から南に向かって、明るく見通しのよい景観が特長だ。
久屋大通公園の両側に並び立つ商業ビルはいずれも高さ50メートル程度。
目立った高層ビルはなく、景色は一変しそうだ。
現在のビルは名古屋三越の前身「オリエンタル中村百貨店」が開業した1954年に完成し、老朽化が目立っていた。
オリエンタルビルによると、名古屋市の都市再生特別地区の指定を受ければ容積率を1.5倍、
延べ床面積を13万平方メートルに拡張できる。
低層階に三越などの商業施設、中層階に国際会議を開くコンベンションホール、
高層階に高級ホテルなどの誘致を検討している。24年をめどに計画を固める。