ニュージーランドとイラン、2週間の休暇を過ごすとしたらどちらがいい? 前者を選んだ人は、それぞれの国の評判について
自分が持つ認識に影響されている可能性が高い。では、国の評判はどのように形成されるのだろう?

国の評判に影響する要素は、ニュースの一面を飾るような出来事や、経済・環境的な状況などさまざまだ。人は意識的にせよ無意識的にせよ、仕事や住む場所、旅行先を決める際にこうした評判を考慮している。

国や企業の評判に関する調査やマネジメントのサービスを提供する米コンサルティング会社レピュテーション・インスティテュート(RI)は
2008年以降、主要8カ国(G8)の国民を対象としたアンケート調査を実施し、国の評判に関する年次ランキング「Country RepTrak」を発表している。

今年の上位の顔触れの中には、最近の出来事を踏まえると意外な国もある。例えばカナダは、ジャスティン・トルドー大統領が顔を茶色や黒色で塗る
差別的な仮装を過去3度にわたりしていたことが判明したにもかかわらず、昨年から順位を1つ上げて6位となった。これは、調査が今年3月から4月に行われたからかもしれない。

一方で誰もが納得するだろう結果として、スウェーデンが2年連続で1位に輝いた。RIのスティーブン・ハーングリフィス最高評判責任者(CRO)は
「スウェーデンが1位を取るのは当然のこと。同国は自国のストーリーを伝えるために甚大な努力をしてきた」と語る。

(中略)

今年の「世界で評判の高い国ランキング」上位20位は次の通り。

1位 スウェーデン
2位 スイス
3位 ノルウェー
4位 フィンランド
5位 ニュージーランド
6位 カナダ
7位 デンマーク
8位 オーストラリア
9位 オランダ
10位 アイルランド
11位 日本
12位 スペイン
13位 オーストリア
14位 ベルギー
15位 イタリア
16位 ポルトガル
17位 シンガポール
18位 英国
19位 ドイツ
20位 チェコ

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