環境省は18日、南米原産で強い毒を持つ特定外来生物ヒアリが見つかった東京港青海ふ頭の追跡調査で、
巣から女王アリが50匹以上確認され、繁殖のため一部の女王アリが飛び立った可能性があると発表した。
対策強化のため、来週に関係閣僚会議を開催する方向で調整している。

 小泉進次郎環境相は閣議後記者会見で「定着してしまうと、社会的に大きな影響が生じる恐れがある。
フェーズは変わってきているとの認識で取り組みたい」と述べた。

 女王ヒアリは繁殖期になると巣を飛び立ち、移動先で新たな巣を作る。米国では風に乗って長距離を移動したり、巣が水に流されたりして生息域を急拡大させた。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/43651