携帯大手の新料金プランが出そろった9月中旬。官房長官の菅義偉(70)が漏らした。「総務省はなめられてるんじゃねえか」

通信料と端末代の完全分離を義務付けた改正電気通信事業法の施行が10月1日に迫っていた。
菅が昨夏「4割程度下げる余地がある」と表明した値下げを裏打ちする法律だ。
しかし、新プランはどれも4割下げの期待からほど遠かった。

菅を落胆させたのは次の2つの点だ。
一つは購入後100日はSIMロックが解除されず、特定の通信会社の契約でしか使えないこと。
もう一つは端末料金を「最大半額」と誇大にうたった広告だ。
菅は10月、テレビ番組で「いまだにこんなことを行うのはありえない。恥ずかしいことだ」と批判した。




携帯新料金プランに菅氏落胆 「総務省はなめられてる」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51091250X11C19A0SHA000/