関東、東海、東北の広範囲で通信障害 復旧作業急ぐ 料金減額や支払い猶予などの支援措置も
2019.10.13 13:50
台風19号による停電や通信設備の故障などの影響で、関東や東海、東北などの広い範囲で
13日昼時点で携帯電話や固定電話、インターネットの光回線などの通信障害が発生している。
NTTドコモやKDDI(au)、ソフトバンクの携帯大手3社やNTT東日本は
復旧作業を進めているが、まだ被害の全容を把握しきれていない地域もあり、
通信障害の発生地域が拡大する可能性がある。
携帯大手3社は関東では東京、神奈川、千葉、茨城、栃木、群馬の一部で、
東海・中部では静岡と長野、東北では岩手、宮城、福島の一部で障害が発生。
さらにドコモは岐阜と三重、KDDIは山梨の一部、ソフトバンクは
埼玉、岐阜、山梨の一部でも障害が発生している。
一方、NTT東日本は伊豆諸島の新島、式根島、神津島でインターネットの
光回線約1400回線、栃木県鹿沼市の固定電話回線約400回線、
福島県浅川町の光回線約1300回線、固定回線約1200回線、
茨城県常陸大宮市の固定回線約210回線、宮城県丸森町の
光回線約1600回線で通信障害が発生。
光回線を利用した電話サービス「ひかり電話」にも影響が出ている。
ネットの光回線や固定電話回線をめぐっては、停電が発生した地域の電話局で現在、
非常用電源で通信設備を稼働させ、通信機能を確保している局もある。
被害の可能性が高い地域には事前にタンクローリーを配備しており燃料の備えはあるものの、
「停電が長引くようなら障害が発生する可能性がある」
https://www.sankei.com/economy/news/191013/ecn1910130006-n1.html