台風19号の影響で計画運休していた東海道新幹線が13日早朝、運転を再開した。東京駅には大勢の利用者が押し寄せ、
切符売り場には長い列ができた。ようやく目的地に向かうことができる利用者は安堵の表情。再開を待ち、床に敷いた新聞紙の上に座って眠っていた人もいた。
「動くと聞いて安心した。朝いちで来た」。家族と東京に来ていた和歌山市の会社員、南野武男さん(56)は、ほっとした表情を見せた。
12日に帰る予定だったが、新幹線が動かないため、宿泊を延長していた。
千葉県八千代市の主婦(61)は家族4人で三重県の伊勢神宮に向かう。在来線が止まっているため、自宅からタクシーで来たという。
「半年前から新幹線も宿も予約していた。良かった」と笑顔だった。
千葉県浦安市の女性会社員(46)と娘(24)は、好きなアーティストのライブを見るため12日に飛行機で福岡市に行く予定だったが、
欠航のため断念。「とにかく東京駅に来てみた。なんとか間に合いそう」と喜んだ。
https://www.sankei.com/affairs/news/191013/afr1910130025-n1.html