政府が来月14日に相模湾で開く海上自衛隊の観艦式に、韓国海軍は参加しない方向となった。火器管制レーダー照射問題や、韓国による日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄決定など両国関係の悪化が背景にあるとみられる。政府関係者が24日、明らかにした。

 両国は、韓国人元徴用工訴訟問題などを巡り対立が続いている。

 海自観艦式は、米国や英国などの各国軍に加え、中国軍も参加する。海自は今年4月、中国海軍創設70周年を記念して山東省青島で開かれた国際観艦式に護衛艦を派遣。今回の中国参加で、相互訪問が実現する見通しだ。

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