8日に乳がんの摘出手術を受けた上皇后さま(84)は10日午後、東大病院(東京都文京区)を退院された。
宮内庁によると、手術後の経過はおおむね順調で、食欲も戻りつつあるという。今後の治療は摘出した組織を
検査した上で検討される。
上皇后さまは7月12日の定期健康診断で左胸の乳腺に腫瘤(しゅりゅう)が見つかり、8月2日に組織検査を
受けた結果、比較的早期の乳がんと診断された。今月7日に東大病院に入院。8日にがんと周辺の組織を
摘出する手術を受けた。
手術は全身麻酔を施した上で、乳房を温存する方式で行われた。手術中の検査でリンパ節への転移は
認められず、進行度は手術前と変わらず早期の「ステージ1」と判断された。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019091000688&g=soc