サウナで心も体も整う!本場フィンランドの楽しみ方を体験
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●フィンランドのサウナ事情
日本でサウナと聞いて思い浮かべるのは、乾燥した木の部屋で、とにかく温度が高く、長居できないようなもの。それはドライサウナと呼ばれます。
一方、フィンランドの一般的なサウナはロウリュと言われ、石の上に水をかけてその蒸気を楽しむスタイル。ドライサウナに比べて温度はそこまで高くないのですが、蒸気によって発汗作用があります。アロマをたらして楽しむ場合も。
フィンランドでも、サウナで温まったら、一度外気で休憩して、またサウナへ戻るを何度も繰り返します。
今年の夏に私がフィンランドに行ったときは、サウナの後にフィンランド最大のサイマー湖に飛び込む、というのをやりました。もちろんサウナは熱いのですが、外気20℃程度で水温は15℃程度なので、サウナの外に出たらすぐに冷めてしまいます。
湖に飛び込むよと言われて一瞬怯んだのですが、70歳超えのおばあちゃまたちがすっぽんぽんになってどんどん湖に飛び込んでいる様を目の当たりにすると、飛び込まないわけには行かなくなり、思いきって飛び込みました! 冷たい!
でも泳いでいると体が温かくなってきて、またサウナに入るを何度も繰り返したのが、いい思い出です。
サウナでは、白樺の枝葉を束ねたヴィヒタ(vihta)と呼ばれるもので体をたたく習慣もあります。熱された石の上に水をかけ、ヴィヒタも水につけて歌を歌いながら、フィンランド人たちがペシペシ叩いてくれました。
ふわっと薫る白樺の香りと「あなたの幸せを祈るわ」という歌が合いまって、フィンランド人の幸せ観に触れた気がしました。