〔米株式〕NYダウ、大幅続伸＝一時400ドル超の上げ（5日午前）
9/6(金) 0:00配信 時事通信
【ニューヨーク時事】5日午前のニューヨーク株式相場は、米中貿易協議の進展期待などを背景に
大幅続伸している。優良株で構成するダウ工業株30種平均の上げ幅は前日終値比で一時400ドルを超えた。
午前10時10分現在は428．63ドル高の2万6784．10ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は
130．86ポイント高の8107．74。
米中両国は1日、互いの輸入品に対する制裁・報復関税を拡大。世界的な景気減速懸念が強まった。
ただ、中国商務省は5日、米中が10月上旬にワシントンで閣僚級の貿易協議を行うと発表。摩擦緩和への期待が
広がり、中国市場に依存度の比較的高い銘柄を中心に買いが入り、この日のダウは大幅続伸して始まった。
米中は9月中旬に事務レベルの協議を行う予定。両国は「閣僚級協議に向けた良好な条件をつくる」として
妥協点を探る方向だ。
この日午前に発表された米経済指標が堅調な内容となったことも相場を押し上げている。サプライ管理協会
（ISM）の8月の米非製造業景況指数は前月から上昇し、市場予想を上回った。また、7月の米製造業受注も
前月比1．4％増と予想を上回った。
個別銘柄では、インテルが4．0％高、キャタピラーは3．1％高、スリーエムが2．7％高。
また、ゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースも米長期金利の上昇を背景に3％超上昇している。
一方、コカ・コーラとプロクター・アンド・ギャンブル（P＆G）は小安い。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190906-00000000-jijc-brf
