韓国半導体産業「もろさ」露呈 日本の技術を“ハニートラップ”で奪い…半導体関係メーカー幹部「恩を仇で返された。韓国勢に協力する人はいない」
2019.9.2
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決定したことで、
日米両国の怒りが爆発寸前になっている。こうしたなか、韓国が世界一を誇る半導体産業が今後、
危機に直面しそうだ。この分野は、かつて日本が世界を牽引(けんいん)していたが、
「ハニートラップ」といった“反則技”などもあり、虎の子の技術を奪われた。
日米は、裏切り者の韓国に最新技術を渡すことはない。技術的蓄積に欠ける韓国の現状とは。
経済ジャーナリストの石井孝明氏が緊急寄稿する。
「これが、ハニートラップか…」
ある日本の半導体関係メーカーの幹部は2000年ごろ、異様な経験をした。
韓国の企業で打ち合わせをした後、ソウルのバーで酒を強く勧められて酩酊(めいてい)しそうになった。
すると、美女ホステスが並ぶ、怪しげな雰囲気のいるクラブに連れて行かれたのだ。
「おかしな行為を撮影される。危ない!」と正気に戻り、相手が引き止めるのを振り払ってホテルに帰った。
日本の技術者の中には、夜遊びの猛者がいた。携帯型の盗聴機探知機を持って接待に付き合った。
実際に盗聴器を発見し、さんざん遊んだ後に「盗聴したな」と詰め寄った。
韓国側はもちろん否定したが、その人は自分の遊びを不問にさせる交渉材料にしたという。
しかし、これは例外だ。前出の幹部は「技術者を引き抜けば何千万円も人件費がかかる。
ハニートラップは成功して脅せば数十万円ですむ」と語る。
電子機器を制御する重要部品である半導体。日本はこの分野で1990年代まで世界を牽引していた。
1986年の日米半導体協定で、外国産半導体の調達を自主的に行うことになり、
韓国企業に技術を供与して半導体を作ってもらった。
それをきっかけに、韓国の半導体産業は飛躍した。DRAM(記憶素子)や、
東芝が発明したフラッシュメモリー(情報の一括消去可能な記憶素子)など、
汎用(はんよう)技術に基づく半導体を大量に生産して安値販売し、赤字覚悟でシェアを奪う戦略で成長した。
2000年前後は、日本企業が汎用半導体部門を縮小した時期で、人についた技術が流出したとされる。
日本の半導体産業は10年ごろまで、そうした流出技術を活用したと思われる韓国製品との競争に苦しんだ。
ライバルの韓国勢に技術を与える日本企業の甘さと設備投資の判断ミス、
収益率の低さからの撤退など日本側の問題も多いが、韓国勢のハニートラップを含めた「反則技」の影響も
深刻だったといえる。
以下ソース
https://www.zakzak.co.jp/smp/soc/news/190902/for1909020001-s1.html