そんななかで、筆者は何度も日本人から厚意を受けたそうだ。ある時は農家のおばあさんが手招きしてくれて、翻訳機を使いながら世間話をして栄養ドリンクをもらったり、
歩行が困難なトンネルを通過するのに車に乗せてくれる人がいたり、ある時などはバスに一緒に乗ったおばあさんが熱心に世話を焼いてくれて、運賃まで
払ってくれたこともあったそうだ。テントを敷地内に張らせてくれた男性は、基本的に無表情で何も話さなかったが、夜に突然来てアイスを差し入れしてくれたそうで、
きっと不器用な心優しい人だったのだろう。「心が温かくなった」と振り返っている。
しかし、筆者によると山などですれ違う際に日本人はあいさつをするものの、総じて無表情で「冷淡」な印象を受けたという。日本人は、機会さえあれば困っている人を
助けたい気持ちはあるものの、見た目でクールな印象を与えるのかもしれない。
筆者は結論として、「日本人の心は温かくて優しい」という意見に賛同し、冷淡に感じるのは自律性の強さゆえだろうと分析している。筆者のように実際に来てみることで
日本人に対する理解が深まると言えるだろう。ぜひより多くの中国人に日本人の良さを知ってもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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