異例のハイペースで海外出張を続ける河野太郎外相の航空機での移動時間が、昨年8月〜今年7月の1年間で約740時間に達した。約1カ月間を機上で過ごした計算になる。

 外務省が30日、2020年度予算概算要求公表に合わせ明らかにした。移動の効率化に向けチャーター機経費の大幅増を要求に盛り込んだが、野党からは出張の意義を問う声も根強い。

 河野氏は17年8月の外相就任以降、77カ国・地域(延べ122カ国・地域)を訪問。外務省の儀典外国訪問室が記録を把握する02年以降では実数・延べ数とも歴代外相のトップに立ち、記録を更新し続けている。

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