韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が24日午前6時45分ごろと午前7時2分ごろ、東部のハムギョン南道ソンドク(宣徳)付近から日本海に向けて飛しょう体を2発発射したと発表しました。

発射されたのは短距離弾道ミサイルと推定され、飛行距離はおよそ380キロ、高度は97キロだったとし、アメリカ軍とともにさらに詳しい分析を進めることにしています。

また韓国軍の合同参謀本部は、23日韓国が破棄を通告したことでことし11月23日に午前0時に効力を失うGSOMIAについて、協定は現在も有効で、日本の要請に基づいて必要な情報を共有するとして、日韓で連携をとっていることを強調しています。

短距離弾道ミサイルとみられる飛しょう体の発射をめぐって、北朝鮮は今月20日までの米韓合同軍事演習が終われば発射をやめる考えを示していました。

北朝鮮がGSOMIAの破棄を通告した翌日に発射を踏み切った背景には、日韓の対立が深まる中、日米韓3か国の連携に揺さぶりをかけるねらいがあるとみられます。

北朝鮮飛しょう体「GSOMIA有効 日本と情報共有」韓国軍
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190824/k10012046871000.html