日本での就職で優遇される「日本語能力試験」に合格したことを証明する認定書の偽造を依頼したなどとして、
愛知県に住むインドネシア人とベトナム人が逮捕されました。
日本語能力試験は外国人材の受け入れ拡大を背景に受験者が増加していて、警察は国際郵便のやり取りから、
偽造が中国で行われていたとみて、詳しいいきさつを調べています。
逮捕されたのは、愛知県内に住むインドネシア人とベトナム人の男合わせて2人です。
捜査関係者によりますと、2人は、外務省が所管する独立行政法人、国際交流基金などが主催する
「日本語能力試験」に合格していないのに、合格したことを証明する認定書の偽造を依頼したなどとして、
有印公文書偽造の疑いが持たれています。
偽造された認定書は、中国から国際郵便で2人に宛てて送られていて、それぞれ2人の顔写真が
貼られていたということです。
日本語能力試験は外国人材の受け入れ拡大を背景に、近年受験者が増加していて、合格するとそのレベルに
応じて日本への留学や就職面などで優遇されることになっています。
警察は詳しいいきさつを調べるとともに、偽造が中国で行われていたとみて背後関係を捜査しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190821/k10012042811000.html