沖縄県の八重山漁協一本釣り研究会はこのほど、サメ駆除を実施した。約90人が参加。11隻の船と運搬船2隻で2日間で計88尾を駆除した。
イタチザメやオオテンジクザメ、ツマジロザメ、シロカグラザメ、オオセなど次々に揚がったサメを、市新栄町の八重山漁協の水揚げ場で解体した。

比嘉康市会長(58)は「仕掛けに掛かった魚を奪われるだけでなく、仕掛けそのものまで持ち去られて、道具が失われる。被害は甚大」とサメ駆除の意義を語った。

体重517キロ、全長3メートル82センチの巨大イタチザメも水揚げされ、うわさを聞いて集まった多くのギャラリーを驚かせていた。

子どもを抱いて見物に来た30代男性は「大きいサメにびっくりした。なかなかこの光景は見られません」と話した。
ほかに388キロ、302キロと大型のサメが駆除された。  
(奥沢秀一通信員)

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