大型の台風10号の影響で、16日夕方から17日昼前にかけ、北海道内の広い範囲で大雨や暴風など大荒れとなる見込みだ。札幌管区気象台は、夜間に大雨のピークを迎えるため、早めの避難を呼びかけている。
同気象台によると、日本海を北上した台風10号は17日未明までに温帯低気圧に変わるが、勢力を保ったまま道内を通過する見込み。16日正午から24時間の予想降水量は、日本海側南部と太平洋側西部、太平洋側東部で200〜300ミリ、その他の地域で100〜200ミリ。16日には、日本海側南部と太平洋側西部で1時間に最大50ミリの非常に激しい雨となる可能性が高いという。
昨年9月の北海道胆振(いぶり)東部地震以降、最もまとまった雨が降る見込みで、被災地では少ない雨でも土砂災害などが起きやすくなる。15日の記者会見で同気象台の板橋耕一郎予報課長は「温帯低気圧に変わっても大雨と暴風は台風同様に注意が必要。地盤の緩みや河川の増水は雨がやんでから起きることがあり、警戒してほしい」と注意を呼びかけた。
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