取り引きが規制されているトラの牙だとする商品をインターネットのオークションサイトに出品したとして、
埼玉県に住む中国籍の男が種の保存法違反の疑いで書類送検されました。
実際は馬の歯などをトラの牙の形に加工したもので、調べに対し「強くてかっこいいトラの牙と言えば売れると
思った」と供述しているということです。
書類送検されたのは埼玉県和光市に住む骨董品販売業を営む64歳の中国籍の男です。
警察によりますと、男は3年前、絶滅のおそれがあるとして取り引きが規制されている、トラの牙だとする
商品3つをインターネットのオークションサイトに出品したとして、種の保存法違反の疑いがもたれています。
動物保護団体からの告発を受けて警察が捜査したところ、出品されていたのは馬の歯やイノシシの牙を
加工したものでしたが、トラの牙と称してオークションに出品することは種の保存法違反にあたるとして、
15日、書類送検しました。
警察によりますと、調べに対して「中国・上海の骨とう市でイノシシの牙を購入したが、強くてかっこいい
トラの牙と言ったほうが売れると思った」と供述しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190815/1000034327.html