モンゴルはロシアと中国に挟まれた戦略的要衝であり、冷戦が終結した直後に米国に大胆に歩み寄った。湾岸戦争ではいち早くブッシュ政権支持を表明し、
またイラク、アフガニスタンにはモンゴル兵を派遣したという関係がある。
米高官のモンゴル訪問は、古くは1990年代のベーカー国務長官の例があるが、最近は2014年にヘーゲル国防長官がわずか4時間の滞在ながら訪問したことが
ある。それ以来5年ぶりに同国を訪問したのが、大阪G20後のボルトン大統領補佐官だ。そして今回、エスパー新国防長官が日本訪問の帰路、突如モンゴルの
首都ウランバートルに入った。
エスパー氏は、この訪問の際、駿馬を贈呈され、早速「マーシャル」と名付けた。当面はウランバートルで育てられる。モンゴルのハルトマン首相は、「モンゴルの
トランプ」といわれるナショナリストで、反中国姿勢が強い。
「ウランバートルは高層ビルの建設がブームになっており、投資は中国と韓国が目立っています。ロシアの影響力は後退しています。イランとの対決姿勢を強める
トランプ政権が、異様ともいえる頻度で政権幹部をウランバートルに送り込んでいる背景に何があるのか、注目する必要があるでしょう」(国際ジャーナリスト)
7月31日には、バトトルガ・モンゴル大統領が、側近で大相撲の元横綱・朝青龍(ダグワドルジ氏)を伴いホワイトハウスを訪問した。
ソースは安定と信頼と実績の週刊実話
https://wjn.jp/article/detail/4070295/