11日午後3時ごろ、上田市上塩尻の山中で、同市の猟友会員で自営業の男性(61)がツキノワグマに襲われた。顔や首、右脇腹などを引っかかれてけがを負い、
市内の病院に搬送された。熊はその場で別の猟友会員が射殺した。この熊は同日朝、イノシシなど有害鳥獣捕獲用のくくりわなに誤ってかかっているのが見つかり、
麻酔銃で眠らせた後、人里から離れた場所で放す予定だった。
くくりわなは、地元の上小猟友会が設置していた。イノシシなどの駆除用のため、熊は捕獲対象でない「錯誤捕獲」に当たり、鳥獣保護管理法に基づき原則放獣が必要。
このため、同日朝発見した猟友会員は上田市に連絡し、NPO法人ピッキオ(北佐久郡軽井沢町)との共同作業で午後3時から麻酔処置をすることにしていた。
現場に居合わせた人たちによると、男性を先頭に5人で熊の様子を見に行った際、熊が右前方から襲いかかってきた。わなは熊が勢いよく動いたはずみで切れた。
男性の後方にいた別の猟友会員が熊を射殺した。ピッキオによると、熊は体重約102キロ、体長は約130センチの雄で大型の部類。
現場は、国道18号上田バイパスから北に入った人里に近い山中で、付近はこれまでも熊の目撃情報がある。
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190812/KT190811FTI090020000.php
長野県狩猟免許試験等のお知らせ
https://www.pref.nagano.lg.jp/yasei/sangyo/ringyo/shuryo/oshirase.html
猟銃等講習会開催計画表
https://www.pref.nagano.lg.jp/police/shinsei/seian/ryouju/keikaku.html