“奇跡の救出劇“から1年...タイの洞窟は今どうなっている? あの少年たちは...?
https://amd.c.yimg.jp/amd/20190812-00010000-mbsnews-002-1-view.jpg
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190812-00010000-mbsnews-soci
2018年6月23日、タイの洞窟でサッカーチームに所属する少年12人とコーチ1人の合わせて13人が豪雨による浸水で閉じ込められました。家族らが救助の様子を見守る中、入り口から5km先にいた少年らの救助は難航し、18日目(7月10日)になってようやく全員が救出されました。
世界が注目したあの場所は今どうなっているのか、辻憲太郎解説委員が現地に向かいました。訪れたのは、タイの北部、ミャンマーとの国境の街・チェンライ県です。人や車が多く露店なども並んで賑やかな様子の国境周辺。しかし、車で10分ほど離れると…
「いやー山ですね。さらに山の中に入っていったところに洞窟があると。」(辻解説委員)
ずっと続くひと気のない山道を進んでいきます。すると…
「あの奇跡の救出劇があったタムルアン洞窟まで数百メートルの場所に来ました。この先が一体どうなっているのか…なんと!観光地化していますよ!道に突然、露店がたくさん立ち並んでいます。」(辻解説委員)
辻解説委員がいるのは、洞窟までの距離が残り約300mの場所です。道路脇にはずらりと並んだたくさんの露店のパラソル。フルーツや野菜といった食べ物のほか、サングラス(100バーツ=約350円)などの雑貨を売る店もあります。以前は道路だけだった景色が大きく変わりました。
少年たちのイラストが描かれたTシャツ
さらに店を見て回ると、この場所ならではのお土産がありました。
「なんとまぁ!救出された少年たちのイラストをデザインしたTシャツです(200バーツ=約700円)。コーチも含めて13人描かれています。」(辻解説委員)
観光地化して変わったのは露店の登場だけではありません。公園まで200mの場所からは無料のシャトルバスが運行しているのですが、中には“乗馬”のサービス(50バーツ=約180円)もありました。
「観光地のアトラクションの一環ですよね。馬に乗って洞窟まで行けると、いろんな商売がありますね。」(馬に乗る辻解説委員)