三尺バナナ、おいしいね 八代市で初出荷へ
2019/8/12 21:00
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熊本県八代市鏡町の農業生産法人たかきのハウスで、
3年前に栽培を始めた三尺バナナが今年初めて実を付けた。
バナナの栽培は同市で珍しく、同法人は7日、近くの保育園児や
小学生ら約40人を招いて見学会を開いた。
空きハウスを有効活用しようと、10アールで約200本を栽培。
離乳食にも使ってもらおうと、完全無農薬という。
温暖な気候を好むバナナの栽培は一筋縄ではいかず、
「1年目は冬の寒さでほとんど枯れた」と担当者の高木貴良さん(28)。
水やりを機械化して量を管理し、暖房設備を整えた結果、今季はたわわに実った。
三尺バナナは実が短めで太く、強い甘さが特徴。
招待された園児らは背丈ほどの大きな葉や、
バナナの房の様子などを観察し、おいしそうに頬張った。
松本理玖ちゃん(5)は「黄色ではなく緑色だったけど、おいしかった。
初めて見た木も葉っぱも大きかった」と笑顔だった。
収穫量は年間約3千本を見込み、近く初出荷する。
高木さんは「まだまだ試行錯誤中だが、冬以外は出荷できるようにしたい」
と意欲を見せた。
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