特殊詐欺の被害防止の啓発活動に猫の手ならぬ犬の手を借りようと、警視庁荏原署は12日、「特殊詐欺被害防止犬」を東京都内の飼い犬約20匹に委嘱した。
チワワやダックスフントなどが「電話に出ないワン」とメッセージの書かれた服を着て飼い主と商店街をパレードし、お年寄りに不審電話への注意を呼び掛けた。
荏原署によると、飼い主には、普段の散歩時に顔を合わせた高齢者らに「還付金が戻ってくるという話は詐欺」など予防のポイントを伝えてもらう。
五十嵐吉永署長は「現金自動預払機(ATM)を操作している人への声掛けにも協力を」と訴えた。
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