東京オリンピック・パラリンピックを控え、外務省は来年4月から、中国人観光客を対象に、日本に入国する際に
必要なビザの申請をインターネットで受け付けるようにして、利便性の向上を図ることになりました。
外務省によりますと、去年1年間に日本を訪れた中国人の数は、およそ838万人と過去最多となったことを受けて、
去年発給された日本に入国する際に必要なビザのおよそ8割が中国人向けだったということです。
こうした中、来年夏の東京オリンピック・パラリンピックを控え、外務省は、ビザ発給業務の効率化と、
外国人観光客の利便性の向上を図ろうと、来年4月から、中国人観光客を対象にビザの申請を、これまでの
大使館窓口ではなく、インターネットで受け付けることになりました。
これに合わせて、偽造防止を強化するため、これまでパスポートにシールで張り付けていたビザを、
電子データで管理する「電子ビザ」に変更します。
河野外務大臣は「観光立国推進の実現に向けて、ビザ申請者の利便性の向上と同時に、水際対策としての
審査にしっかり取り組みたい」と述べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190804/k10012021121000.html