【8月3日 AFP】インド西部グジャラート(Gujarat)州バドダラ(Vadodara)は1日当たりの降水量が500ミリ近い大雨に見舞われ、
5人が死亡した他、冠水した市内でワニに犬が襲われる事例も報告されている。警察が2日、明らかにした。
バドダラは、ワニが多数生息するビシュワミトリ川(Vishwamitri River)が氾濫したことで街全体が冠水。約5000人が自宅からの避難を余儀なくされた。
2日の時点でも、腰の高さまで冠水し、主要駅や大半の道路、多くの橋が封鎖され、街は孤立状態に陥っている。
当局によると、これまでに報告されている5人の死者の内訳は、感電死した人が2人、洪水でもろくなった塀の下敷きになった人が2人。
この他、男性(60)1人の遺体が浮かんでいるのが見つかったが、現時点で死因は明らかになっていない。
また、冠水した市内に姿を現したワニが犬を襲い、その様子を捉えた動画はソーシャルメディアで拡散した。このワニは動物愛護団体に捕獲された。
警察によると、他にも人口密集地にワニが現れた事例が2件報告されている。
インドではこの数週間、モンスーンによる洪水で250人以上が死亡。北部のアッサム(Assam)州とビハール(Bihar)州は特に深刻な被害を受けている。(c)AFP
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