ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で3日に開幕する「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル2019」が20回目を迎えるのと市誕生25年を記念し、市とフェス側は盛り上げ策としてさまざまな企画を展開している。
期間中は市内で写真展や協力店がフェス来場者にサービスを提供するなど、まちが一体となってムードをかき立てる。
フェスは2000年にスタートした。1回目は2日間の日程で出演アーティスト16組、来場者は約6万人で、以降は拡大し続けた。
東日本大震災のあった11年は一時、開催も危ぶまれたが、実施に踏み切った。
昨年は計4日間でアーティスト201組、合計約27万6000人が訪れ、国内最大級の野外フェスに成長している。
20回目となる今回は3、4と10〜12日の計5日間の日程だ。
一方、ひたちなか市は1994年に旧勝田、旧那珂湊両市が合併して生まれた。
今年は双方にとって節目となり、記念にフェス期間中にさまざまな企画を打ち出した。
JR勝田駅東口の市民交流センターでは過去19回のフェスを振り返る写真展が12日まで開かれており、当時のポスターも展示されている。
また、フェス期間中の5日間は市内の飲食店など約100店舗で入場リストバンドを見せると、特典サービスが受けられるキャンペーンも実施。
焼き肉店「やきにく楽座」では1杯目のドリンクをサービスする。
代表の日詰治さん(44)は「フェスはひたちなかの象徴。20年もやってもらったことには感謝でしかなく、一緒に盛り上げたい」と話す。(斉藤明成)
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