泳いでいるときにも起こる熱中症 猛暑のプールを安全に楽しむ工夫は
https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohidetoshi/20190802-00136585/
いよいよ全国的に梅雨が明けて、猛暑の季節に突入しました。本日、8月2日も
全国的に猛暑日になる予報が出ています。子供たちにとってはプールで泳いだり、
水遊びをしたりするのに最高の季節です。
昨年の今頃、暑すぎて屋外プールの中止が相次いだことを覚えていますでしょうか。
プールで泳いでいても熱中症になる場合があるという理由からです。
その一方で、楽しみにしてプールに来たのに、中止を知ってがっかりする子供の姿も。
安全を考えながら、子供たちの期待に今年はどうやって応えればいいでしょうか。
熱中症が原因だと思われる水難事故例
事例1 地方国立大学の室内プール(室温33℃、水温30℃、湿度87%)で
水泳部の男子学生(当時21歳)が50 m を全力で泳ぐ練習を8本こなしたところで
コースロープにもたれかかるようにして動かなくなった。顔面は赤く熱く、
意識がもうろうとしていたので、ただちに陸にあげて、冷水タオルで体をぬぐいながら
様子をみたところ、意識が回復した。病院での診察結果は熱中症だった。
事例2 公営プールで朝の気温30℃、日中気温36℃の条件で
監視業務をしていた男性(当時24歳)がプールの水を体にかけようと
プールサイドからプールに身を乗り出したところ、落水した。その後、
自力であがろうとしたら、脱力してあがれなかった。周囲の監視員の手助けで
プールから上がることができた。体温が38℃を超えていたので、直ちに病院で診察を受け、
熱中症と診断された。
以上の事例は閉め切った室内で無風状態であったり、直射日光を浴びる炎天下の
長時間作業だったり、熱中症対策が十分ではありませんでした。プールでは熱中症が
重大な水難事故に発展する最初の一歩になるので、プール管理者は気温が高くなれば
入場者の安全に一層気を配らなくてはならなくなります。
(以下、ソース参照)