2011年に米軍に殺害された国際テロ組織アルカイダの指導者、故ウサマ・ビンラディン容疑者の息子ハムザ・ビンラディン容疑者が死亡したもようだ。
米メディアNBCが31日、米政府関係者の話として伝えた。
米軍の関与や日時・場所など、同容疑者の死亡をめぐる詳細は明らかにしていない。
ハムザ容疑者はアルカイダのメンバー。年齢は30歳前後とされる。
16年に米国への報復を誓う音声メッセージを発表、同組織の指導者の1人として影響力を強めていたとされる。
米政府は17年、ハムザ容疑者を「国際テロリスト」に指定。
今年2月には同容疑者についての情報提供に100万ドル(約1億1000万円)の懸賞金をかけるなど、同容疑者への警戒を強めていた。
ハムザ容疑者の所在は長らく不明とされていた。父親の故ビンラディン容疑者と一時、パキスタンに潜伏していたとの情報もある。
英紙ガーディアンは18年、親族の話として、ハムザ容疑者が01年の米同時多発テロ実行犯、故モハメド・アッタ容疑者の娘と結婚したと伝えた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48050630R00C19A8000000/
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