左藤章内閣府副大臣は29、30日にかけて根室管内入りし、30日には納沙布岬から北方領土視察に臨んだ。
この日は四島交流専用船「えとぴりか」(1124トン)と北方館も視察し、関係者らの説明に耳を傾けていた。
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29日は根室中標津空港から管内入りし、羅臼国後展望塔や標津町ポー川史跡自然公園、別海北方展望塔を訪れた。
30日は市内の根室港で「えとぴりか」の船内を視察した後、納沙布岬へ向かい、北方領土を視察。
千島会館で千島歯舞諸島居住者連盟役員らと懇談し、都内へ戻った。
このうち納沙布岬での視察は、北方館前で島影を望みながら小田嶋英男北方館長の説明を受けた。
この日はあいにくの濃霧で、水晶島灯台と貝殻島しか見ることができなかったが、北方領土地図と
照らし合わせながら各島の方角を確認し、本土からわずか3.7キロメートルにある貝殻島の近さを実感していた。
小田嶋館長からは北方領土問題の発端と旧ソ連軍侵攻の経緯、四島には漁業のため全国から人が集まっていたと
説明があり、左藤副大臣の出身地である福井県ともつながりがあることを明かすと、興味深そうに耳を傾けていた。
館内では北方領土のジオラマやパネル資料を視察し、領土問題に理解を深めていた。
左藤副大臣は昭和26年福井県生まれ。
平成12年の衆院選で初当選。
同24年の第2次安倍内閣で防衛大臣政務官、
同26年の第2次安倍改造内閣で防衛副大臣を歴任。
同30年には第4次安倍改造内閣で内閣府副大臣となり、現在衆院5期目。
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