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旅客ビル管理会社の新千歳空港ターミナルビルディングは29日、増築工事を進めてきた新千歳空港国際線
ターミナルビルの内部を初めて公開した。旅客取り扱い部分は旅客の手続きを迅速化する「ファスト・トラベル」と
「北海道らしさ」をテーマに据えて8月30日に開業予定。広さは既存ビルの約2倍に拡大する。
増築は2017年11月に着工し、既存の国際線ビルから南側(苫小牧方面)へ延伸する形で行われた。
鉄骨造り一部鉄筋コンクリート造りで1〜4階の旅客取り扱い部分と同4〜8階のホテル部分で構成される。
延べ床面積は約14万4500平方メートル。旅客搭乗橋は5基から8基に増設し、総工費は約650億円。
ホテル部分の開業は20年1月を予定する。
3階の出発ロビーの航空会社チェックインカウンターは既存の55カ所から計74カ所に拡大する。
自動チェックイン機12台も新設し、24台に。現行レーン5本の保安検査場は移転し6本に、10月末までに
9本まで増設する。3人分の手荷物をまとめて検査できる「スマートレーン」7本も新千歳で初めて導入し、
旅客の待ち時間を短縮させる。
館内は白を基調とした色合い。搭乗待合室では約330型の巨大画面で道内の風景や食材を放映し、
旅の魅力をアピールする。4階の航空会社共用ラウンジでは道産木材をふんだんに使った調度品で
統一感を打ち出す。2階は到着ロビー、1階は車寄せとなっている。
商業施設は15店から25店に拡大。このうち飲食店7店が新千歳に初進出し、道内産の和牛や海鮮を提供する。
制限区域内には免税店や「市場の雰囲気の演出」とするフードコートを設ける。
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