国内唯一のソマリノロバ死ぬ 名古屋・東山動植物園「サクラ」
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名古屋市の東山動植物園は30日、国内で唯一同園が飼育していた絶滅危惧種のソマリノロバ「サクラ」が死んだと発表した。雌で17歳だった。死因は心不全。
同園によると、サクラは2001年、同園で生まれた。17歳は人間では50〜60歳程度という。人見知りな性格だったが、毛並みの美しさから来園者に人気があった。03〜11年に繁殖のため横浜市の金沢動物園に貸し出され、そのときのファンが東山動植物園を訪れることもあったという。
ソマリノロバはエチオピアやソマリアの乾燥地に生息し、家畜ロバの先祖種と考えられている。