食肉の米国輸出可能施設に認定された北海道畜産公社(本社札幌、岡本安司社長)の道東事業所十勝工場
(帯広市西24北2)で27日、米国に初めて輸出される牛肉の出荷式が開かれた。
http://www.hokkaido-nl.jp/cawm-content/uploads/2019/07/201907271407230_l.jpg
この日出荷した牛肉はホクレン(札幌)が荷主で、JA上士幌町の黒毛和牛4頭分のロース肉(約170キロ)。
羽田経由で米カリフォルニア州に運び、ホテルなど外食店に販売される。
米国への輸出量計画は今後策定するが、ホクレン畜産販売部ビーフ課は「今後、米国への輸出は継続的に進めるほか、
将来的には香港にも広げるなど拡大したい」としている。
初荷の出荷式が事務所内で開かれ、土屋俊亮道副知事、十勝地区農協組合長会の有塚利宣会長、
米沢則寿帯広市長など来賓を含む約80人が出席。
岡本社長は「最高度の食肉輸出基準である北米向け認可を受けた。上質で安全な道産牛肉を安定輸出し、
生産基盤の維持拡大につなげてほしい。今後も衛生品質管理の徹底を図る」と述べた。
第3工場前で関係者によるテープカットを行い、食肉を積み込んだトラックが出発した。
第3工場の処理能力は1日100頭。有塚会長は「今回の認定と輸出拡大が十勝を含む道東エリアの
発展につながることを期待したい」と話していた。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/12756