姫路・花火大会事故 発射筒の破片直撃か 打ち上げの男性、直腸損傷
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190728-00000015-kobenext-l28
兵庫県姫路市飾磨区細江の姫路港で27日夜、「姫路みなと祭海上花火大会」の打ち上げ作業をしていた男性(34)が重傷を負った事故で、男性に刺さった破片はステンレス製の発射筒の一部とみられることが28日、姫路海上保安部の調べで分かった。同保安部は業務上過失傷害の疑いも視野に、事故原因を調べている。

 同大会は市や飾磨港振興会などでつくる「姫路みなと祭協賛会」の主催。打ち上げは煙火(えんか)製造業「三光煙火製造所」(同市)に委託して行われた。

 同保安部などによると、事故当時、海上の台船(長さ約60メートル、幅約22メートル)で20人が作業に当たり、花火玉を入れた発射筒4995本を設置。うち1本の円筒(直径約15センチ、高さ約60センチ)が暴発したとみられる。

 男性は臀部(でんぶ)に破片の直撃を受け、直腸を損傷する重傷を負ったが、命に別条はないもよう。