ブラジル最大の都市サンパウロの国際空港で25日、8人組の強盗が警察官にふんするなどして、倉庫に
運ばれてきたおよそ750キロの金塊、35億円相当を奪って逃走しました。
地元メディアなどによりますと、犯人は8人で、24日夜、サンパウロのグアルーリョス国際空港に偽の
パトカーで乗り込み、空港の倉庫で金塊が運び込まれるのを待っていたと言うことです。
そして、25日の午後2時すぎ、金塊を積んだ車が倉庫に入って来ると警察官にふんして停止させたあと、
銃で脅し金塊を奪って逃げたと言うことです。
空港の倉庫内に設置された防犯カメラの映像には、覆面をした犯人が銃で警備員を脅し、
フォークリフトを使って金塊を偽のパトカーに運び込ませる様子が映されています。
盗まれた金塊はおよそ750キロ、35億円相当で、ブラジルからスイスに向けて飛行機で輸送される途中だったと
言うことです。
地元メディアは、犯行グループが事前に空港の安全管理責任者の家族を人質に取って協力させていたと
伝えています。
サンパウロの警察は、周囲の道路を封鎖して検問するとともに、上空からもヘリコプターを使うなどして、
犯人の行方を追っています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190726/k10012009271000.html