認知症の男性が免許返納後に2件の事故 書類送検
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190723-00000016-ann-soci

4年前に免許を返納した認知症の85歳の男性が車を運転して事故を起こしたなどとして、書類送検されていたことが分かりました。

 東京・大田区に住む85歳の男性は5月14日に無免許で車を運転して物損事故を2件起こしたうえ、届け出をせずに立ち去ったとして書類送検されました。この事故でけがをした人はいませんでした。
警視庁によりますと、この男性は認知症で、事故の約1時間半後に横浜市内で警察に発見されましたが、「何も覚えていません」と混乱した様子だったということです。男性は4年前に運転免許を返納していました。
 認知症に詳しいメモリークリニックお茶の水・朝田隆理事長:「(認知症の影響で)予想もしなかった想定外のことを突然することは割とある」
 認知症の患者は症状が軽くても免許を返納したことを忘れて運転してしまう例もあり、専門家は患者を抱える家族に注意を呼び掛けています。